「これ書くとひかれるんだよなー」
って、まわりの目を気にしつつ、
そんなことを言いながらも、
ぼちぼちとセミナー等の機会でお話することもあるのですが・・・

やっぱり、反応はいまいちよくない。

だからどちらかというと隠しつつ生きてきたわけですが・・・

そういうのを気にして書かないよりは、
やっぱり自分の本音は隠さずに書いておこうと思います。

「私は夢がありません」





はい、言い切りました。（きっぱり）

でもね、夢自体を否定するわけではないんです。

私の周囲には、「素敵な夢」を持って活動されている方がたくさんおります。
むしろ「夢」を持って活動している方ばかりです。

そして、私がいろいろとお世話になったみなさんの中でも、
「夢」や「目標」を持つことで、人生が加速度的に進展するということも、
実践と踏まえてよくお話を伺いますし、そうだなあとも思います。


でも、ね。どこまで行っても、私には夢はないのです。

いや、正確に言うと
「夢を持たなくてもいい」
と思っています。

その理由は
「今を全力で生きることで道は自ずと拓ける」から。

そして、
「いまの自分が何よりもしあわせ」だと信じていて、
「何をやっても、自分は必ずしあわせにしかならないと信じている」から。

上記の「夢を持つ」ことによって、
いまやるべきことなどをしっかりと、夢に向かっての一歩だと認識することで、
その一歩一歩を確かなものにするとともに、
自分の中でのモチベーションもあげていくことができる。

そうした「夢を持つことのよさ」というのはすごくよくわかります。
おそらく、多数の方はそうしたものがあっているのでしょう。

でも、いろいろと試した結果、自分には合わなかったんですよね。

なぜか。それは、

「失敗や遠回りと思えることこそが、
自分にとっての成長で必要なことだと感じている」から

一度山を登った人からしたら、
「この道が最短距離だよ」とか、
「こっちが登りやすいよ」などを言えるでしょう。

しかし、これから登る立場としては、そんなことを言われてもわかりません。
むしろ自分の過去を振り返ると、
「直線で登ればすぐの山」を、
「くるくると一周して、まわりの景色を全部見てから、
さらにあっちの道、こっちの道をうろうろとして、ようやく山頂に着く」感じです。

それを見ている側からしたら、気が気でないんでしょう。

でも、本人からしてみると、
「あの時一周してぐるぐる回った結果として、
【直線で登るのが早かったから、次からはそうしよう】
ということを学ぶことができた喜びがそこにある」んですよね。

さらに言うと、登る前には
「登る方法なんてまったくわからない」からこそ、
「とりあえず自分ができる全力を尽くしてみよう」と考えて、
行動してきたからこそ、納得して山を登ることができる。

これが、人からいきなり答えをおしえてもらうと、
つまらない。やる気がなくなるなどにつながるんですよね。

・・・客観的に考えてみると、「わがままここに極まる」って感じでしょうか（笑）

でも、本当に、自分が納得しないことには何もしたくない。

「自分自身で、自分ができる最大限の努力をして、
いまを全力で、精一杯生き切ることでしか、満足できない」という生き方なんです。

不器用だし、無駄なことは多いし、確かにいいことはないのかもしれない。
でも、それがたとえわかっていても、
それよりも「自分自身が納得できる方法」でしか、生きることができない。

それが、私の生き方なんですよね。

かっこつけたり、ウケがいいからと、
そうじゃないフリをしたり、わかったようなことを話したりして、
結局、それで苦しむのは自分なんですよね。

「自分に嘘はつけない」

だから、やはりはっきりとしておきたい。

「自分には夢がない」

でも、本当に、今もしあわせだし、これからもしあわせです。
それだけは、なにがあってもまちがいじゃない。

そんな、自分に嘘をつかない生き方を、
これからしていきたいと思います。


・・・とか言っても、どっかでかっこつけたり、
まわりに合わせようとする自分が出ちゃうんですけどね（笑）



「夢はなくてもいい

今を全力で生きれば　それがなによりもしあわせ

失敗や苦悩も過ぎればよい経験

途中で愚痴ったり文句をつけたりするのも　また愛嬌

自分の人生は　他人を納得させるためにあるんじゃない

自分が納得するためにあるんだ」