この、明治の板チョコ。
チョコと言えば、これを想像する人がいるんじゃないかと。
そのくらい、メジャーなチョコですよね。

・・・忘れもしない、私のはじめてもらった
バレンタインチョコが、これでした。


・・・くみちょうプレゼンツ。超季節外れ企画
「はじめてのバレンタインチョコ」


あれはそう、忘れもしない小学校５年生の時。

そろそろ、好きな子からバレンタインのチョコとか
もらえたりしないかなとか期待しはじめる頃。

「青春」ですよね。

その年の２月、クラスの問題児であったある女の子が、
突然、こんなことをしはじめました。

「日替わりで男子に告白する」

・・・男子全員が戦慄しました。

「ちょっと、本当に困るから！！」

阿鼻叫喚の渦の中、本当に座席の１番端から
順番にその子は告白をはじめました。

・・・まじかよ！！！（＊ｏ＊）

男子全員が当惑した表情をしながら、
「いつ自分の番がくるのか」を数えはじめました。

私の順番は・・・１４番目。

そう、その日から、
「死のカウントダウン」
がはじまりました。


まさか・・・２月１４日って・・・
いやいや、よりにもよって。。。
いや、まさかチョコ持ってきたりとか、
そういうことはない・・・よな・・・

もしあったとしても、
一日くらい、「告白し忘れ」とかあるよね？


そんな私の期待もむなしく、
１３日まで順番に告白が終わりました。


そして、迎えた「Xデー」

忘れもしない、明治の板チョコを持って、
朝からそわそわしている、例の女の子。

いつもと違い、「バレンタイン」というイベントから、
「カップル誕生」を画策する女子たち
「チョコ食べたらカップル成立だよね」
「女子からのチョコ食べないなんてありえないよね」


。。。わずかな願いを込めて、男子たちを見ると、
「いけにえ」を捧げることで
「自分に被害が及ばないようにする」
ことに全力を尽くす男子たち
「おれたち、なんでも協力するよ！！
羽交い締めでもなんでもするから！！
決してあいつを逃がさない！！」

・・・私の運命は、すでに終わっていました。


「それでも、希望は捨てない！！」

授業が終わる直前から、
屈伸をして、走る準備をします。

「起立！礼！ありがとうございました！！」

叫びながら、一目散に走ります。
とにかく、休み時間を無事に過ごすことを目指して。。。

一時間目は逃げ切りました。

が、その時は来ました。

二時間目。

一時間目の私のダッシュをみたクラス一同は、
「逃がさないぞ」オーラを出しながら、
授業の終了を待っていました。

「起立！礼！」

今度は、みんなが「ありがとうございました」をいいながら動いていました。

逃げ場はありません。

男子数人に羽交い締めにされ、
口を開けた状態で教室の後ろに。

女子たちは「この子の気持ち、受け取ってくれるよね？」

そういって、ご丁寧にもチョコを取り出して
「あ〜ん！！」






これが、私の「はじめてのばれんたいん」でした。


以来、明治の「板チョコ」は、
私にとって「痛チョコ」となったのです。

～「はじめてのばれんたいん」　終～


思えば、このころからすでに
ネタ人生を歩んでいたんだなぁ・・・（ＴｏＴ）

てか、誇張表現とかなしで、
これが「事実」っていうんだから、もう・・・


てなわけで、みなさまの痛い体験談、
同じような「苦しみ」を味わったことのある人、
ぜひともブログで「痛い話」をしましょう♪（＾ｏ＾）