2012年07月04日

でんでんむしのかなしみ

一ぴきの でんでんむしが ありました。
ある ひ、その でんでんむしは、
たいへんな ことに きが つきました。

「わたしは いままで、うっかりして いたけれど、
わたしの せなかの からの なかには、
かなしみが いっぱい つまって いるではないか。」

この かなしみは、どう したら よいでしょう。
でんでんむしは、おともだちの
でんでんむしの ところに やっていきました。

「わたしは もう、いきて いられません。」

と、その でんでんむしは、おともだちに いいました。
「なんですか。」
と、おともだちの でんでんむしは ききました。
「わたしは、なんと いう、ふしあわせな ものでしょう。
わたしの せなかの からの なかには、
かなしみが、いっぱい つまって いるのです。」

と、はじめの でんでんむしが、はなしました。
すると、おともだちの でんでんむしは いいました。

「あなたばかりでは ありません。
わたしの せなかにも、かなしみは いっぱいです。」

それじゃ しかたないと おもって、
はじめの でんでんむしは、べつの おともだちの ところへいきました。
すると、その おともだちも いいました。

「あなたばかりじゃ ありません。
わたしの せなかにも、かなしみはいっぱいです。」

そこで、はじめの でんでんむしは、
また べつの、おともだちの ところへ いきました。

こうして、おともだちを じゅんじゅんに たずねて いきましたが、
どの ともだちも、おなじことを いうので ありました。

とうとう、はじめの でんでんむしは、きが つきました。

「かなしみは、だれでも もって いるのだ。
わたしばかりではないのだ。わたしは、わたしの
かなしみを、こらえて いかなきゃ ならない。」

そして、この でんでんむしは、もう、なげくのを やめたので あります。





人はつい「自分だけが苦しい」「悲しい」
と勘違いしてしまうものなんですよね。
そのことに気がつける素敵な絵本です

美智子皇后さまのお話の中で出てくるので
そちらで有名になっているお話です

下記はデジタル化されたものです

「でんでんむしのかなしみ」



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Posted by くみちょう at 10:00│Comments(0)教育
 
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でんでんむしのかなしみ
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