2009年07月13日

世界一しあわせな国 ブータン

国を比較する際に、「GDP」や「GNP」なんてものが
よく指標として使われておりました。
「国民総生産」「国内総生産」というものですね。

経済力・貨幣価値に置き換えての指標で、
たしかに、一定以上の経済力を持つことは「しあわせ」へとつながるわけですが、
いまの日本の現状を察して、本当にしあわせなのか、は難しいところです。

さて、そんなしあわせについて、
「国民総幸福量」なる概念をつくり、
「国に住むみんなが幸せであることを基準に国を運営する」
ことを考えた国があります。それが

「ブータン」
世界一しあわせな国 ブータン


写真は、ブータンの「ジグメ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王」

国民の精神や文化面の幸福度を追求する「国民総幸福量」の概念を受け継ぎ、
世界一幸せな国づくりを目指しています。
「国家の発展に教育が不可欠」と、持論である教育の重要性を事あるたびに訴える。

世界一幸せな国目指す ブータンの“イケメン”国王

なんだろ、その「国民総幸福量」って?
具体的には、下記のようなことが内容とされているとのこと。

目的と手段を混同してはいけない
経済成長自体が国家の目標であってはならない。
目標はただひとつ、国民の幸せに尽きる。
経済成長は幸せを求めるために必要な数多い手段のうちのひとつでしかない。
そして、富の増加が幸福に直接つながると考えるのは間違いである。・・・」


すばらしい!!
そんなのわかっているよ!!といってもやってしまうのが人。
でも、国を挙げてそれをきちんと抑制した上で、
行動していこうというのがいいですね。


「目的と手段の混同」
「富の増加が幸福に直接つながると考えるのは間違いである」


この二点は、いままさにしっかりと考えておく必要がありますよね。
・・・でも、これをまた逆に利用されても困りますが。

「生活に困る」レベルであるにも関わらず、
「ココロ豊かに」とか掲げて強制するような生活はおかしいですからね。
それもまた、「本来の目的」を忘れた行為になると思います。

ブータンは日本と違い、総人口90万人とかですので、
規模の問題もありますから、一概にそれをまねするとかはできません。
が、考え方としてもっと参考にするところがあるのではないでしょうか?



ちなみに・・・世界一貧しい国は、現在アメリカ。
そして世界二の貧しい国は・・・日本だそうです。

これは「労働者階級」を取ってその「平均年収」で比較したものだそうですが・・・
要は「超金持ち」と「貧乏庶民」の差がどんどん拡がっているということです。
大多数の日本人は「貧しい」
そしてごく一部の上位階級者だけが「豊か」

平均すると「世界一の金持ちの国」を争う・・・・
どこかになにか矛盾したものを感じますよね。


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Posted by くみちょう at 14:00│Comments(0)まじめ
 
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