最近、「完成された人」を目指す人が多くなっているなと感じています。

それを自分に要求すると、とたんに自分が苦しくなります。
同時に、そういう人は「自分が苦しんでいるんだから、人にも要求できる」と思っていることが多いんですよね。

以前にも話題にしたことがありましたが「完成された人」ってなんなんですかね？
そんなものありえるのですかね？
理想を追い求める前に、現実を認めて、楽になることが大切なんじゃないかと、
そんなことを思っているわけです。


で、最近婚活と称して話題にのぼっている人たち、
この人たちは、特に自分を苦しめてはいないものの、
「相手には求めている」んですよね。

下記は、ある結婚相談所でのやりとりの流れと、
それを対応していて所員の方が感じたことだそうです。





「夫婦というものは、結婚した後も、お互いの足りない部分を補い合いながら、
かけがえのない相手になっていくものです。
はじめから完成された人物を求めることに違和感があるのです」

しかも、過剰な期待に胸を膨らませ、高い理想を求める女性相談者たちに対し、
「では、あなたは相手に何を与えられるのですか」
と尋ねてみると、みな絶句してしまうのだという。

　所員の女性は、「まず、自分を磨き、自分らしさを大切にして、出会いを求めてほしいと思います」と話していた。

女性「高収入で、性格良く、仕事に懸命で妻の話きく男性が理想」→結婚相談所「では、あなたは相手に何ができる？」→絶句

まさに、この所員の方の問いかけの通りですよね。
相手に求めるのではなく、選んでもらえる自分になるしかない。
そこを抜きにして相手にばかり要求をするのはおかしなことになる。


もちろん、先述の通り、「自分はできているから要求していいのだ！！」ということも困ったものですが、
「できてもいないのに要求だけはする」というのもまた、おかしなものです。


相手に要求するまでもなく、相手が自然と自分に合わせたくなる
そんな人になっていくことが大切なのではないでしょうか。

それこそ「背中で語る」こと。


とは言っても、いきなりそんなふうにはできるようにはならないので、
まずは言葉でお互いを確認しつつ、
「この点は自分ががんばるから、そっちをお願い」という形で、役割分担ができるような、お互いが協力し合えるような、
そんな生き方で生きていきたいと、そう思います。


人に何かを要求する前に、まずは自分のことを見てみる

相手が協力したくなるような生き方しているかなって、
常に自分を確認しながら生きたいと、そう思います。


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