2009年09月23日

「終わり」があるから「はじまり」がある


「死神のカード」

「終わり」があるから「はじまり」がある



通常、タロットカードにおいて、
もっとも忌み嫌われるカードのひとつ。

「13」という数字に「DEATH」の文字

「死者」を意味する「がいこつ」に
「命を刈り取る」とされる「死神のカマ」

私も、タロットカードを深く知るまでは
「嫌いなカードナンバー1」でした。

が、いまではこれはこれで、好きなカードになっています。

なぜか。

この写真。私の持つ「タロットカード」なんですが、
左上に注目してください。

「鳥」の姿がありますよね。

この鳥は、あの「不死鳥」(フェニックス)なんです。

「死神」に「不死鳥」って、どういうこと?
矛盾してるんじゃないの?


そんなふうにも感じるのではないかと思います。
ところが、これが矛盾していないんですよね。

どういうことか?

実は、「死」こそが「生」を意味しているから。

「死神」のカードの意味。
それは直接的に「死」ということもありますが、
それは暗示であり、直接的には「物事の終わり」をあらわしています。

恋愛であれば、失恋。
事業であれば、失敗。


単純にそれは、あまりよいとは思えないかもしれません。
しかし、そこには逆の意味もあるのです。

それは、「ひとつの終わりは、次のはじまり」である、ということ。

失恋した、ということは、同時に次の恋への準備に入ったということ。
事業の失敗は、次の事業がよりよくなるための経験を積んだということ。


「不死鳥」というのは、
「燃え尽きて最期に残った灰の中から生まれる」とされています。

そのときの燃え方が激しければ激しいほど、
そこから生まれる不死鳥は、より強くなると言われています。

そう、「死神のカード」というものは、
「不吉な終わり」を意味するのではなく、
「次への一歩」を意味するカードであるということなんですよね。


悪かった流れを断ち切り、
過去へのひきずる思いを断ち切り、
未来へと進む。


恐怖でしかない「死」という概念。
「終わり」ということが、
むしろもっとも激しい「生」への衝動、
「はじまり」を意味している。

そのことに気がつけたときに、私の人生はより楽しくなりました。


失敗・失恋・・・

それを「終わり」とだけ判断するのではなく、
「より強く、素敵に生まれ変わる」と考えること、
そんなことを意識して生きていきます。

そうしたら、世の中のすべてのことが楽しくなってくるなと。

実際は、そう簡単には割り切れないと思います。

タロットカードにおいても、
「いままさにこれから死を迎える瞬間」という時と、
「死を迎えて、悲しんでいる」という時と、
「死を乗り越えて、次へと旅立つ」という時と、
ほかのカードとの関係で、意味は変わってきます。

これから死を迎える瞬間は、とうぜん、悲しいし、悔しいし、苦しい。

その時すぐに楽しむなんてことはできないと思います。
でも、だんだんとそれが生まれ変わりに向かっていくこと、
それは間違いがありません。

そうした、時が解決する部分も含めて、
改めて、「終わりがあるからはじまりがある」ということを
意識してみたいと思っています。


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Posted by くみちょう at 20:00│Comments(0)まじめ
 
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