2011年04月13日

いまどきの中学3年生

昨日、某中学校に社会科の非常勤として勤務してきました。

・・・あっ、一応言っておくと、こう見えても
幼稚園・小学校・中学校・高校・図書館司書・博物館学芸員免許を持ってるんですよ。
・・・「う・うそじゃないんだからね!!!」(爆)

ほら、そういうのがないとこんなにあやしい人間が
中学校とかで話ができるわけがないじゃないですか・・・って自爆!?(笑)


まあともかく、その初日ということもあり、自己紹介があるわけです。
ある程度の自己紹介をしつつ、
「質問コーナー」として、いろんな質問を受けつけてきました。

「はい、質問のある人は手をあげて!!」

まあ、例にもれず、子供たちからの質問と言えば、
「先生は何歳ですか?」
「結婚してますか?」
「つきあっているの?」
「初恋はいつでしたか?」

などの、独身には突き刺さる質問が続くわけですが(ToT)

まあ、「わーたーしーはー気にしないー」(笑)
適当に本気で(?)あしらいつつ。

で、その中からたまに(?)
こんな質問が出てくるわけです。

「石原慎太郎さんの東京都知事4期目当選についての
先生なりの見解を聴かせてください」


で、笑っていた状態から、
「先生はどうこたえるんだろうか?」
という子どもたちの聴きモードにスイッチが切り替わったのを感じます。
まあ、そこはまじめに答えるわけですよね。
私なりの見解、というものももちろんあるわけですが、
「それが正しいととることなく、
ひとつの意見として聴くことができるよう」
に話をします。

で、そんな質問に答えた後の質問。
いつも教室でふざけたことを聴いてくるある男子。

「人はなんのために生きているんですか」

その場にいた担当の先生も「えっ」って顔をして、
クラス中も「えっ!!」って顔をして。

そこで、私はこう答えました。

「おおっ、いい質問だね。
【人はなんのために生きているのか】
そうだね。先生のそれに対する答えは、
【人は、自分はなんのために生きているのかを探すために生きている】
んだと考えています。」

そう答えました。
すると、クラスの別の子から、
「じゃあ、先生はなんでそんなふうに考えているんですか」と。

私は、聴きました。
「みんなに聴きます。自分は【何のために生きているのか】
を答えられる人はいますか。」

シーンと静まり返る教室。

そこで、はじめに質問をしてくれた子が答えました。
【僕は、お父さんお母さん、おじいちゃん、そのまた先といった人たちから
ずっと受け続けてきた生命を全うするために生きています】


「すごい!!」
私は、そう聴いて拍手をしました。
クラス中から、拍手が出ました。

ひとしきり拍手を終えてから、

「いま、すごくいいことを言ってくれたよね。
いまのは彼にとっての答えだけど、
そういう、【自分なりの答え】を見つけられた時がうれしくない?

他のみんなは、まだそういうことを見つけていないかもしれない。
まだよくわからないかもしれない。
でも、わからないことだからこそ、
悩んだりしながら、それが見つかった時の喜びが大きいんだと思う。

先生もそうだけど、【答えが見つかった】と思っても、それが変わる時もある。
また悩みはじめたりもする。でも、そうして悩んだり考えたりを繰り返しながら
生きていくことに、生きている意味ってあるんじゃないかな。
そう、先生は考えています。」


・・・これが、いまの中学三年生からの質問と、
それに対する私の回答です。

いまどきの中学3年生



子どもたちは、本当にいろんなことを考えているし、感じている。
そんなことを、改めて感じた、中学校でのやりとりでした。



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Posted by くみちょう at 20:00│Comments(0)教育
 
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