2009年06月05日

「できちゃった婚」から考える家庭問題

■「できちゃった婚」
友人が近々結婚する。
いわゆる「できちゃった婚」なんだが、ふとした機会で、
その友人のご両親と俺の三人で飯を食う機会があった。
酒の席で「これでお二人も安心なのでは?」と言ったら、
ご母堂から意外な反応が返ってきた

二人の結婚はとても嬉しいが、結婚したら、
まずは夫婦二人の時間を十分にはぐくんで欲しかった。

次に二人きりになれるのは、子供が独立した後だ。
つまりどんなに早くでも15年後、
大学まで通わせるのならたっぷり20年以上待たなければならない。
なぜなら、同じ夫婦でも、二十代と四~五十代とでは
出来る事の範囲が大きく違う
のだから。

あの子(友人の事)達の新居(東京)は、
どちらの親の家からも遠い(友人の実家は四国、相手の実家は北海道)
だから子育てに行き詰まっても
頼れる人が身近にいないので少し心配
だ。

「あの二人はどちらもしっかりしてますし、きっと杞憂に終わりますよ」
とフォローしつつも、なるほどなーと思った。

「できちゃった婚」から考える家庭問題



「できちゃった婚」


夫婦として、自分たちが自由な時間を過ごさないままにいる危険性、
それもまた、確かにあると思います。
それと、二人で過ごす中で、「お互いのことをしっかりと理解し合って、
その上で子育てについてもじっくりとお互いが考える時間」があるのとないのでは、
その後の子育てに対しての対応が違ってくる。

今回、こちらの親御さんは、
これだけ子供のことを考えているところを見ると、
「いざ」という時には、距離を越えて助けになると、そう思います。
また子供たちも、それを理解しているだろうからこそ、
安心して子育てができるのではないでしょうか。

が、不登校ひきこもりで悩むお母様方とお話をしていて感じること、
それは「すぐ身近にご両親とも住んでいるけども、
あてにできない(頼れない)」
という状況。

なぜなら頼ったら
【あんたその程度のこともわからないの!?】
【そんなこともできないなんて、親失格ね!!】
【あそこの家のお母さんはあの程度のこともできないんだって】

こんなふうに言われることを恐れているから。

でも、つくづく思います。
人間なんだから、「できなくて当たり前」
何度目か、だとしても、だからこその油断だってするし、気を抜くこともある。
夫婦喧嘩だって、親子喧嘩だってする。

神様じゃないんだから、いきなりできるほうがおかしい
だんだんとできるようになれば、それでいいじゃない。
それも、人それぞれ成長速度は違うのだから、
焦ってできるようになる必要はどこにもないんじゃないの?


ところが、世の中の悩みの大半は、
「なぜ私はできないの?」
「すぐにできるようにならなくちゃいけないの!!!」
という、焦りと完璧主義。


「できちゃった婚」から考える家庭問題



思った以上に、みなさん「完璧」を求められている。
しかも「だんだんと」ではなく「はじめから」。

それを、「別にできなくてもいいんだよ」
「できないときは支えてあげるからね」
そうした周りの支援体制を、子供ができる前に築き上げること、
または、「自分たちで育てていこう」という覚悟を持つこと、
これができないうちから「子育て」がはじまるところに、
現在の家庭の問題の大きな一端があるように感じています。

実際、「できちゃった婚」でなくても、この問題は発生するわけですが、
より顕著にでやすいのではないかなと、私は感じています。


みなさんは、上記の記事からどのようなことを感じましたか?

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Posted by くみちょう at 18:00│Comments(2)ネットおもしろ情報
この記事へのコメント
できちゃった婚
正直言って、うまくいかない確率が高くなるのが、テーマです。お母さんの言う通り。目的はなく、好きだから○○○した。好きである事は間違いない。これをアイシテイルと錯覚する。
子供ができた。下ろすわけにはいかない。私達はアイシテイル(本当は○○○しただけ)。だから止むを得ない結婚する。当然の結論のように思う。
両親は致し方がないと思う。まさか下ろせといえない。しかし心配だ。
そして未熟な○○○が愛と錯覚した結末が離婚ということになる。
先日も海外旅行の最中に別れた二人がいた。(団体ツアーに同行した友人が言っていました。)
成田離婚といは話もあったが、新婚旅行中の離婚ということです。

それよりも「理念結婚」を考えたらいかがですか?
人生は、結婚生活は簡単ではありませんぞ。未熟なものには到底添い遂げるというのは不可能。我慢のない人達の末路は離婚。覚悟しておくことですね。
Posted by 天命舎 at 2009年06月07日 06:11
>天命舎さん
事前にきちんと話し合うこと、
そして話あうのが照れくさかったり、わかりづらい、
やりづらいということだったら、体験してみること、
同棲したりすることも、そういったところが見えてくると思います。
そうした経験をすることをすっ飛ばして、いきなりの結婚は、

「人生、一か八かのギャンブル」として歩んでいることになる、と。
ギャンブルを楽しむのは、別に悪いとは言いませんが、
それで後悔することになるのであれば、事前に学び、
覚悟を決める必要があると、そう思います。

「理念結婚」すばらしいと思います。
やはり人生の一つ一つに、理念をもって取り組むことは大切になるわけですね。
いつもすばらしいご指摘、ありがとうございます。
Posted by くみちょうくみちょう at 2009年06月09日 12:25
 
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    コメント(2)