2008年05月27日

今日は何の日?百人一首の日

「ひゃくにんひとくび」って何?

小さい頃にそんな妖怪がいるとかいないとかうそついて回っていたくみちょうです。
今頃ですが謝っておきます。すいません。

今日は何の日?百人一首の日



百人一首というと、私はこの歌が好きです。

「滝の音は絶えて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほきこえけれ」

滝自体はとうの昔に水も枯れ、流れがなくなっているが、
「その昔、すばらしい滝があった」ということだけは、いまもなお、永遠と語り継がれている


人の生き方にも通じるものがあるなと、すごく感じ入るものがあります。
たとえ、自分が死んだとしても、その人の成し遂げたことというものは事実として後世に残り、
永遠と語り継がれ、そして意思を継ぐ者がその考え方、行動をより発展させていく


こうした生き方が自分もできるように。そう考えています。


ってだけまとめてしまうと単に自分の好きな歌を紹介するだけになってしまうので、
「何で百人一首なのか」について、紹介しておきたいと思います。

実は本日、5月27日は、百人一首がはじめて世の中に出た日と言われているからです。

小倉百人一首の原型は鎌倉時代の歌人藤原定家が、上代の天智天皇から、鎌倉時代の順徳院まで、百人の歌人の優れた和歌を年代順に一首ずつ百首選んだものであり、摂関家藤原北家道兼流・宇都宮蓮生(宇都宮頼綱)の京都嵯峨野の別荘、小倉山荘の襖色紙に載せるために依頼を受けたのがそのきっかけと言われている。男性79人(僧侶15人)、女性21人の歌が入っている。成立当時まだ百人一首に一定の呼び名はなく、「小倉山荘色紙和歌」とか「嵯峨山荘色紙和歌」と呼称された。

wikipedia「百人一首」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BE%E4%BA%BA%E4%B8%80%E9%A6%96

こんなにすばらしい和歌が百もあるわけで・・・
あらためていま読み直してみると本当に情景が心に染み渡るんですよね・・・


というわけで、皆様も思い出に浸りながら、
そしていまの学生たちは「受験勉強」として、
百人一首を学びなおしてみたらどうでしょうか。

って、受験勉強と称して学んだものの中で、もっとも「覚えていてよかったな」と思えるものの一つなので、
勉強如何ではなく、自然を、人の心を楽しむために聴いてもらいたいなと思っています。


・・・って、小さい頃に「ひゃくにんひとくび」とか言っていた子がこんなこと言うなんて・・・
世の中の変化って怖いですねぇ・・・

「人はいさ心も知らず ふるさとは花ぞ昔の香ににほいける」

けっきょく最後に残るのは自然なんだろうなぁ・・・いい意味でも悪い意味でも・・・


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Posted by くみちょう at 18:00│Comments(0)雑学
 
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