私の人生は、著作権はありません。
すべては、私を育ててくれた人、自然、モノにあります。
ですので、私が活動して得たすべては、還元しなくてはなりません。


なんて言い方をすると、自分という主体がどこにもないような、
そんな無力感と勘違いしがちですが、
自分というものを確かに持ちながら、同時にそうした感覚を持つことができているのです。


現実に、自分が一人でつくりあげたものなんてありません。
すべては、みんなの力が合わさることで作り上げられるのです。

私が今日活動していられるのも、みなさんに協力していただいている、そのおかげにある。
そのみなさんの意思が、自分の中に入ってきて、自分の活動や考え方につながってきています。

そう考えると、自分の考えが、他の人と同じであったり、
出てくる言葉がどこか似通っているのも、納得がいく話です。



なーんて話を、なぜ突然したのかというと、
いまちょっと話題になっている次のニュースがきっかけです。


「槇原さんと松本さん、口頭弁論で対立…歌詞著作権問題」

歌手の槇原敬之(まきはらのりゆき)さん（３９）が作詞・作曲し、
人気デュオ・ＣＨＥＭＩＳＴＲＹに提供した「約束の場所」の歌詞を巡り、
漫画家の松本零士さん（７０）が自作「銀河鉄道９９９」からの無断使用だと指摘した問題で、
槇原さんが松本さんに、著作権を侵害していないことの確認などを求めた訴訟の口頭弁論が７日、
東京地裁で開かれ、槇原さん、松本さんが出廷した。

　問題となったのは「夢は時間を裏切らない　時間も夢を決して裏切らない」という歌詞と、
「銀河鉄道９９９」の「時間は夢を裏切らない、夢も時間を裏切ってはならない」というセリフ。

　法廷では、まず槇原さんが尋問に立ち、「問題の歌詞は、仏教の『因果応報』の教えに基づき、
『あきらめずに時間をかければ、夢はきっとかなう』というメッセージを込めて自分で考えた。
泥棒扱いされて非常に不快」と発言。松本さんの尋問を待たずに、法廷を後にした。
　これに対し、松本さんは「偶然似ることはないし、万一、私の著作を知らなくても頭を下げるのが、
創作者としての倫理感だ。一言謝ってくれれば終わりにしようと思ったのに、公式の謝罪がない」と反論した。


以前も一度、話題にのぼったものの、収まったものだと思っていました。
が、今になって、裁判沙汰になったことが、ニュースとして出ていました。

この問題ですが、もし本当の意味で「著作権」を問題とするのであれば、
どちらかが勝ち、ではなくて、二人そろって「仏教に対して著作権を払う」ということになるのではないでしょうか。
松本さんも、槙原さんよりは先に書いたかもしれませんが、
それよりも先に仏教で言われているのだから、その言葉の通り、
「偶然似ることはない」のだから、著作権を支払う必要があると思います。


そもそも、同じ言葉にたどり着いたこと、それ自体がすばらしいことであるはず。
しかも、歌や漫画というものは、それを通じて、言葉以上に人の心に訴えかける何かがあるはずです。
その夢や希望を伝えるハズの人たちが目先の利益の奪い合いをしているのを見ると、

「どっちも本当の意味でこの言葉を使ってはいないのではないか」

と感じてしまします。
人の著作物を、確かに無断使用するのはいけないとは思います。

が、もし本当にそうしていったとしたら・・・・

「私の人生のすべては人の盗作なので、生きる価値はない」とも言えるのではないかと。

私も最近、出てくる言葉の一つ一つが、「どこかで聴いたことがある言葉」であったりします。
自分の中で「盗作している」という気持ちがあってやっているのではなくて、
本当に自分の感情としてその言葉が、心の底から出てきている。

でも、それって、まず間違いなく先人の誰かが話している言葉なんですよね。

グンブロ内部だとしても、「えちこママ」http://petitrose.gunmablog.net/　の言葉とか、
私の言葉は似通っているので、私はえちこママのパクリで、著作権法違反を重ねているとも言えます。

そんなことを言い出したらきりがないということを感じつつ・・・・

はてさて、目先の利益のための著作権問題で揺れている二人について・・・
どういった結果になるのか・・・注目しながら見ていきたいと思います。


ちなみに・・・著作権って相当複雑なものであったりします。





「著作権なるほど質問箱」
http://bushclover.nime.ac.jp/c-edu/

こちらのサイトで、著作権についてわかりやすく触れているので、
時間があったら眺めてみるのをオススメします（＾o＾）


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