2011年12月09日

会社の最大の社会貢献は、人を雇用すること

意外と、「当たり前」になっていて忘れがちなこと。

「会社が利益を出した」ということで批判する人は多々いる。
「もっと社会貢献しろ!!」って。
その割に、「人を雇用している」ということのすごさに
気が付けていない人は多々いるなと、そう感じています。

「こいつ使えないよ。なんでこんややつ雇ってるの?」
「あいつ、縁故で入ったらしいよ。困ったもんだよね」
「こんなの雇っているから、我々が苦労するんだよ」
そんな話もよく聞きます。

で、以前地元の某一部上場の企業さんのところにて
縁あって働いていた際に、そんな話を聴いていたので、
飲み会の席で、それなりにお酒がまわってきたところで、
なかよくなった経営者の方たちに話を聴きました。
「実際のところ、どうなんですか?」と。
そしたら、その経営者の方はこう言いました。

「うちの会社のモットーとして、
地元の人間を雇い、彼らとともに生きていくこと、
というのを創業時代から言い続けてきています。
その意味において、どこの企業も雇ってくれない、
そんな人材が地域にいたら、彼らこそ雇いなさい。
それが一番の社会貢献だ。そう、伝え聞いています。」

その話を聴いたとき、自分の中で、
「不登校ひきこもり」の子供たちの就職先を探したり、
いろんな活動をしてきたことと結びつきました。

人を雇用する、ということが、どれだけ大変なことなのか。

「くみちょうさんのところでうちの子雇ってもらえませんか」
そう言われたら、残念ながらいまの現状では無理としか答えられません。
人を一人雇用したら、年間いったいいくらの支出になるのか。

そういった、事情も含めて考えると、
「人を雇用することがなによりもの社会貢献」
ということをはっきりと言葉にして、モットーとして
活動をしているその企業さんの活動はもっともっと、
評価されてしかるべきだったのではないだろうか、と。

会社の最大の社会貢献は、人を雇用すること



どうも、そういう視点って忘れられがちな気がしています。
人を雇用するということがどれだけのことなのか。
改めて、考えるべきことなのだと、そう感じています。



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Posted by くみちょう at 17:00│Comments(0)まじめ
 
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