＜努力しないで結果を出したい派＞

「私は努力をしないで、やせたいのよ」
　彼女は真顔で言った。虫がよすぎると私は思った。
――なぜ？
「何もしないで、しあわせになりたいのよ」
――しかし、何事も努力というものが……。
「努力には”美”がない」
――……。
「努力して何かを得ても、当たり前でしょ。努力したんだから。それではしあわせにはなれない」
――と、いうことは？
「努力をせずに得てこそ、しあわせなのよ」



＜努力して結果を出したい派＞

「僕は努力をして、成功したいんだ」
　彼は真顔で言った。甘すぎると私は思った。
――今時なぜ？
「人事を尽くして、結果を見たいんだ」
――しかし、何事も持って生まれた才能というものが……生まれ育った環境とか……。
「怠惰には”美”がない」
――……。
「敷かれたレールの上を走れるのは、当たり前でしょ。それではしあわせにはなれない」――と、いうことは？
「努力して、勇気を出してリングに立って、戦った俺がいた。それを見届けることが、俺にはしあわせなんだ」



「「私は努力をしないで、やせたいのよ」　彼女は真顔で言った。」
http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51366088.html


「あなたは、どっち？」



これ、こういうふうな質問をされたり、対比されることが多いのですが、
考えが偏りがちなので、気をつけないといけません。

私もそうですが、こう言われると「努力派」と言いたくなるのですが、
気がつくとこれが極端になっちゃって、「全部自分で努力しなくちゃいけない」と、
自分を追い込んでしまう結果になりがちなこと。


耐えられているうちはいいのですが、あるとき「ふっ」と糸が切れてしまうことがあるのです。
その時、悲劇的な結末を迎えてしまうこと、多いんですよね。

「あなたはどっち？」

生きていると、そうした選択をしがちですが、
私は「中間」と言い切れる、
そんな、心にゆとりを持っていたいものですね。






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