2012年04月05日

君達が日陰者である時のほうが 国民や日本は幸せなのだ

吉田茂 (昭和32年2月、防衛大学第1回卒業式にて)

「君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり
歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない。
きっと非難とか叱咤ばかりの一生かもしれない。御苦労だと思う。
しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは
外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか
国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。
言葉を換えれば、君達が日陰者である時のほうが
国民や日本は幸せなのだ。どうか、耐えてもらいたい」

君達が日陰者である時のほうが 国民や日本は幸せなのだ



いまさら言うまでもない、吉田茂の名演説です。

でも、本当に大切なことがここにあると思います。

「日陰者」であり続けることができる人たちが
世の中にいるから、こうしてみんながしあわせでいられる。

役割分担で、そういう裏方に徹する人もいれば
表に立つ人もいるんだろうけど、
どちらの人生も大切にできるようになりたいものです。



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Posted by くみちょう at 20:00│Comments(0)まじめ
 
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