2008年10月12日

「学校と外部教育の共存」

「学校と外部教育の共存」



こちらは某学校でのお話です。

職員室の中は、先生方の交流もあり、和気あいあいとしていました。

が、ある時に他校から会議で来た先生がそれを見てこう言いました。
「なぜ職員室で笑顔が出るんだ!?いまの教育現場を考えたら静まり返っているハズだ!!
あんたらはなめてるのか!!」
と。

その学校の校長は、その先生に対して徹底して低姿勢で謝罪したあと、こう言いました。
「うちの学校にとって、職員の先生方がやりやすくやれるのが一番だ。
校長はそうした下準備をするためにいる。
まわりのことは気にせず、遠慮なくみなさんがやりやすいようにやってください。
責任は私がみんな持つから。」


この言葉に、先生方はどれだけ救われたかわかりません。

しかしそれでも、学校とのしての縛りはありますし、やれること、やれないこともあります。


そんな職員室の中でも、外部教育に対しての姿勢でみて、
おおまかに三種類の分類がなされておりました。

1つ目は、「外部教育反対派」
あんたらが外部で好き勝手するからこっちが迷惑被るんだ!というタイプ。
こういう人たちは、直接言わずに、わざわざ聴こえる距離で嫌みを言ったりなどが多い。

2つ目は、「外部教育推進派」
「外部のみなさんにもガンガンやっちゃってもらいたい。おれたちはおれたちでできることやるからさ。
できることがあったら言ってよ。」 そんな人たち。

3つ目は、その中間派。
「いま、外部で活動しているみなさんの言いたいこと、やりたいことはわかる。
けど、それを表立って言っちゃダメなのが学校現場。気持ちはわかるけど、
おれたちのように我慢することで学校現場の崩壊を招かないようにしている人たちもいる
ことを考えてもらいたい」と。



学校内部で悲愴な状況に立ち向かっている先生方もいて、
そんなのガン無視な先生方もいて、
立ち向かいたいけど組織全体を考えて、言うのを・行動するのを我慢する先生もいて・・

外部に目を向けても、私のように「やりたいようにやる」人もいて、
かと思えば「ビジネスチャンス」とだけ捉えて儲けるためだけにやる人もいて、
完全ボランティアでがんばる人もいて・・・


そうした状況をすべて総じた上で、「適当にやってるのが得をする」ような教育界ではなく、
「問題解決に向けて努力している人に日の光が当たる」教育界にしていかなくちゃいけない。


それは一朝一夕でできるものではないので、
それこそ長い年月を積み重ねた中で解決を図る必要がある。
ではその間にできることは何か、そう言われた時に、
冒頭の通り「学校と外部教育の共存」になると思っています。

組織としての協力ができれば早いですが、残念ながらそれはできないのはわかっています。
だから、個々の先生たちが、個別に連携を取り合うことが大切になるのです。

「あの先生ならばだいじょぶだよ」
「不登校なら、あの人に相談したらいいんじゃないの」


いまはそうした形で、できることをやり合うことが大切なんだと、そう思います。

でもそのためには、一度お互いが溜め込んでいる想いをぶつけ合わなきゃならないのではないかなと。
そうじゃないと、ホントに連携を取ろうとした時に疑心暗鬼が生じてしまうのではないだろうか。

そんな意味において、私はたまに、「あえて感情的な文章」を書くこともあります。
「きれいにまとめただけだと、何も伝わらないことも多い」
けども、そうしたことなく、みなさんに伝わる方法があれば一番いいんですけどね。

そうした表現方法を見つけ、身に付けることも私の現在の課題だと、そう感じています。


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Posted by くみちょう at 18:00│Comments(0)教育
 
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