2008年10月21日
こんにゃくゼリー問題
地元としては、「こんにゃくゼリー」の行方は非常に気になるところです。
やっぱり、地域のことは応援したいですしね。
でも、確かにそれによって「亡くなる方」がいらっしゃたということについては、
手放しに応援できるものではありませんが・・・
さて、そんな中、「まわりはなんて言っているのかについて、
ネット上の反応と、マスコミの反応の違いについて」見てみたいと思います。
<新聞などのマスコミの様子>
■規制を求める動きが加速
朝日新聞は、「こんにゃくゼリー 対策取らず死亡17人目 規制へ縦割りの壁」との見出し。
毎日新聞はこれを30日付夕刊で、『こんにゃくゼリー事故 死亡 兵庫の1歳児 国民生活センター「政府は対策を」』の見出しで報じた。
規制を求めるトーンはこの2紙に限らない。一連の報道を受けた形で一部商品の製造が中止され、ゼリーへのバッシング、規制を求める動きが加速した。野田聖子消費者行政担当相は、マンナンライフの経営者を内閣府に呼び、自主回収を促した。自民党の消費者問題調査会は、形状などを規制する議員立法の策定に向け検討に入っている。
<インターネット上での反応>
■「餅のほうがよほど危ない」
「13年で17人の死亡は、逆に危険度が低いのではないか」
「餅のほうがよほど危ない。こんにゃくゼリーを発売中止にするなら、餅も中止にすべき」
「消費者にも責任があるのでは」――。
そんな意見が出てきている理由は、こんな理由からです。
もっとも多いのは、こんにゃくゼリーは規制するほど危険な食べ物なのかという疑問の声だ。
ニュース系ブログ「Gigazine」は、厚生労働省の調査「食品による窒息事故に関する研究結果等について」を引用して、
『「こんにゃく入りゼリー」よりものどに詰まって死亡した件数が多い危険な食べ物ベスト10』』との記事を公開している。
このランキングでは1位は餅の168例、2位はパン90例、3位はご飯89例(数字は死亡以外の事故を含む)。
記事では、ごく普通に食べられている食品でより多くの事故が起きていることを強調している。
報道によると、このような「餅はどうなのだ」という声について、野田消費者行政担当相は
「餅はのどに詰まるものだという常識を多くの人が共有している」と語った
という。こんにゃくゼリーへのバッシングは収まる気配がない。
■マスメディアは誰の味方なのか
ブロガーの山口浩氏は、『こんにゃくゼリーを「安全」にするいくつかの方法についての提案』という記事の中で、
「消費者を赤ちゃん扱いするのが消費者行政ではないということをお忘れなきよう。
本物の赤ちゃんは成長していくが、大人を赤ちゃん扱いしていると成長どころかむしろ退化していってしまう」と指摘している。
単に消費者に責任を押し付ける議論は無意味だが、消費者行政のあり方とあわせて考えるという視点は当然あっていいはずだ。
「こんにゃくゼリー規制論にネットはなぜ反発するか」
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT11000016102008
こんにゃくゼリー、個人的には好きなのでなくしてもらいたくないのですが・・・
こちらのサイトでもまとめ部分で非常に大切なことを言っておりますが、
「大人を赤ちゃん扱いしていると、成長どころか退化していってしまう」
この部分ですよね。
政治全般に言えることだと思いますが、なんでもかんでも「責任追及」という形ですると、
最後は「消費者・国民はすべて人任せでよい」ということになってしまいます。
そうした形にならないように、
どちらかの視点、だけで考えるのではなく、両方の視点を持って
バランスをとっていきたいものだと、そう思います。
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Posted by くみちょう at 18:00│Comments(3)
│まじめ
この記事へのコメント
こんばんは
マンナンライフはすぐ
ご近所で知り合いなんですよ…。
お客様でもあるんですが!お嫁さんですが。
昨年から包装の表示の件などいろいろあり大変そうでした。
複雑な心境です!
もし、私の家族がソレで亡くなったとしたら
どうなるかなぁ〜と考えると、
正気では居られないでしょうね。
いい案がきっと有るはずだから、諦めないで対策を考えてほしいです。
長く愛されてきたゼリーだから。
と、思います。
マンナンライフはすぐ
ご近所で知り合いなんですよ…。
お客様でもあるんですが!お嫁さんですが。
昨年から包装の表示の件などいろいろあり大変そうでした。
複雑な心境です!
もし、私の家族がソレで亡くなったとしたら
どうなるかなぁ〜と考えると、
正気では居られないでしょうね。
いい案がきっと有るはずだから、諦めないで対策を考えてほしいです。
長く愛されてきたゼリーだから。
と、思います。
Posted by さくらアロマテラピースクール at 2008年10月21日 18:37
法律で規制するときは過失の責任者が誰かで決まります。餅屋に過失はありません。マンナンライフには警告表示に欠陥があります。よく読まない方が悪いのか読み易くない表示が悪いのかというと実際、この表示では警告にならないと思います。社長にはお気の毒ですが、マンナンライフ側に責任があります。細かく言うと包装袋のデザイナーの責任ですね。
Posted by 旅がらす at 2008年10月22日 09:57
>さくらアロマテラピースクールさん
コメントありがとうございます。
地元なんですね。
私も、下仁田方面行くときに散々通ったのを思い出します。
知っている企業がこういう事態になると色々と感じるものがありますよね。
感情的には、ぜひともがんばって再開してもらいたいと思います。
>旅がらすさん
法律での規制という観点ですか。
警告表示の欠陥、その視点では考えていなかったのでこれから調べてみますね。
書き込みありがとうございます。
コメントありがとうございます。
地元なんですね。
私も、下仁田方面行くときに散々通ったのを思い出します。
知っている企業がこういう事態になると色々と感じるものがありますよね。
感情的には、ぜひともがんばって再開してもらいたいと思います。
>旅がらすさん
法律での規制という観点ですか。
警告表示の欠陥、その視点では考えていなかったのでこれから調べてみますね。
書き込みありがとうございます。
Posted by くみちょう at 2008年10月22日 15:11