2012年09月08日

感情のコントロール

【感情のコントロール】
~感情は大切だけど 後悔はしないようにしよう~

人から相談を受けることが多いので
その時によく感じること
それが【一時の感情に流されない】ことの大切さ
特にそれで出てくるのが
「人を貶める行為」である場合には
注意しなくちゃいけないなと思うわけです

【感情のコントロール】については
自分自身も常に課題として取り組みながらも
できない部分が大きいので
具体例も含めてまとめてみたいと思います

ちょっと重めの具体例ですが
そのほうが「感情に流された」という後悔が
伝わるかと思ったので 実例を紹介いたします



「感情に流された具体例」
~浮気された彼氏に復讐した話~

「彼氏が浮気してるんです!!
復讐したい!!どういう復讐がいいですか!?」
こんな相談が私のもとに舞い込んできました

私は「復讐するということには手を貸せません」
と言って終わりにしてもよかったのですが
それでは相談にはなりませんので

「とにかく 話をじっくり聞かせてもらえますか
私が嘘を言って迷惑かけるたんじゃ仕方ないので。
直接お話をじっくり聞かせてもらいたいと思います」

ということで
直接 じっくりとお話を伺うことにしました
その詳細ははぶきますが
現実的に彼氏が浮気している事実
苦しんでいる気持ちはよくわかりまして

・・・ちなみに 電話での一報を聴いた瞬間に
「復讐はだめだよ!!」というのが
私の脳内に浮かんできたわけですが
それを言うのは私の押しつけにしかならないので

じっくりと本人がどうしたいのかを聴いた上で
「自分の気持ちに決着をつけたい」という
本人の想いを確認し
「その決着のつけ方は 復讐でいいのか?」
ということも話し合った結果として
「復讐はできればしたくない 決着をつけたいだけ
話し合いで解決できればそれがいい」
ということになりました

「そういうことでしたら
お手伝いができると思います」

そこで私は その相手も呼んで
私の目の前で落ち着いてじっくり話をしてもらいました

人って 直接対話をすると
「頭の中で悪い想像の連鎖」をしていたことが
「事実」を目の前にして「違った」と確認ができ
すっきりすることも多いんですよね

今回も 直接対談をすることで
「ありがとうございました」
と納得して 二人は正式に別れることで
その場は決着が着きました

「よかった」

そう安堵したのですが

・・・どうも私は一抹の不安を感じたので
すっきりしている状態の彼女に
もう一度最後にお話をしました

「すっきりしている今だからこそ
改めてお話をしておきたいと思います
【復讐】はしないほうがいいですよ

いまはよくても ふとした時に先ほどの怒りが
ふたたびこみあげてきたりするものです
でもその時はしてやったと思っても
必ず後悔することになるので やめましょう
相手の評判も下がりますが
なによりあなた自身の評判が下がります
そうなったら私も悔しいですから」

そうつけくわえました

「わかりました 復讐はしません。
そこまでご心配いただいたこと感謝します。
ありがとうございます!!!」

・・・そう言ってその時はお開きになったのですが・・・


後日電話がかかってきて・・・
「あれだけ言われたのに 復讐しちゃいました・・・
でも やって後悔してるんです!!!
・・・どうしたらいいですか?」

泣きながら声を聴いたときに
つくづく感じました

「感情のコントロールって
わかったつもりでできないんだよな・・・」と


感情って大切です

でも その感情に流されてしまった結果
「後悔」してしまうのはどうかな と
上記の事例も
それですっきりしたから 自分がその後
どう言われようが どう評価されようがいい
というなら別にかまわないのですが・・・

多く後悔する結果になるんですよね

でも わかっていても感情に流されてしまう

それも含めて経験で
あとで笑って話せるようになれば

よりよいこれからをつくる糧になれば
それでいいんですけどね

なかなか そうはいかないものです

上記のような事例ほどではないにしろ
自分もまだまだ感情に流されてしまうことが
あるので 改めて気を付けたいなと思う今日この頃です

・・・それでも やっちゃうのが
人間の感情ってものなんだよな・・・


余裕がある時にはいいけど
余裕がない時にはやっちゃう

ではなく 余裕がない時でも
最低限超えちゃいけないラインを守れるように
自分の中で何かしらの「余裕をとり戻す方法」を
つくっておきたいものですよね

感情のコントロール



ちなみに 私にとってのその方法は
「今日一日何が起きても感謝で受け止める一日にします」
という毎朝の言葉だったりします

怒りを感じた時ほど 「ここでそれをぶつけたら
今日の夜 後悔しながら振り返ることにならないかい?
それって本当に感謝できることになるの?」
そう自分に語りかけるもう一人の自分を
内側につくることにつながっているから。。。


・・・ってそれも完璧じゃないんですけどね(笑)
まあそんな自分も含めて
人間やってておもしろいなと思う自分がいるわけですが(爆)



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Posted by くみちょう at 02:30│Comments(2)まじめ
この記事へのコメント
まず、私なら…
どうして彼が浮気をしたと思われるか、彼女に聞きたいところです。
そこには表面化しない彼女の深い深い理由があったりします。

浮気というのは一見、やった方が悪いと軽くジャッジされることが多いものですが
そこに至るまでのされた側の感情にフォーカスすることも実は大切です。
浮気を簡単にみてはいけないのです。根が本当に深いですから。
Posted by かずみかずみ at 2012年09月08日 05:53
>かずみさん
今回、あんまり内容を深く書いてしまうと
個人が特定されてしまうかなと思いましたので
あいまいな書き方をしましたが
まさにおっしゃるとおり、「どうしてそう思うのか」
からはじまってじっくりをお話を聴くように心がけました。

・・・とはいっても、そこが足りなかったからこそ
最後の最後で後悔する結果になってしまったのだと思います

教育相談、そのほか相談を受けていると
夫婦間の問題含め、この手の相談になることは多いんですよね。
といってもそれだけではなく
結局は「すべてがつながっている」ってことなわけで。
一部分だけを捉えて理解した「つもり」にならないように
じっくりと 時間をかけて聴いていきたいなと思います。

大切なポイントをご指摘いただきましてありがとうございます(^^)
Posted by くみちょうくみちょう at 2012年09月10日 12:26
 
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