2009年01月31日

現代教育を切る1【初めに人ありき】

昨夜、気心の知れた現職の先生方と会合を行いました。
その際に非常に大切なことが出てきましたので、みなさんともシェアしたいと思います。


「今の教育で失われていること」
話をしているうちに、気がつけばそんなテーマになっていました。
たくさんありましたが、今回はその中から一つをご紹介いたします。

大切にしたい、本来の教育、それは【初めに人ありき】

昔:【初めに人ありき】

本来、教育の基本は「子どもたちが中心にあった」
子どもたちが盛り上がったら、次の時間を変更して、授業を続行したりした。

時に習字が盛り上がり、
「先生!もっと書きたい!」
そんな言葉が出たら、次の時間も習字にした。

今:【教科が中心】
毎回の時間がすべて予定で決められていて、どんなに盛り上がっても時間が来たら次にうつる。
伝えたいことがあっても「それは教科書にないでしょ?」とクレームがくる。

スケールメリットを考えたら確かに「システム化」が必要かもしれない。
だけど、教育の対象は子どもたちだ。「人」なんだ。
その本質を忘れてしまっては、教育の意味はない。



そんな中、例えクレームを受けてでも「人として」「子どもたちの気持ちを大切にしている先生たち」が現場にはいます。

でも、そんな先生たちは大事にされるどころか「左遷対象」です。
なぜなら「数値化された実績をすぐすぐ出さないから」

こうした実態を報道しないで、問題行動起こした先生や子どもたちばかりが報道されている現状。


どうでしょうか。
みなさん、感じることがあるのではないでしょうか。

今日から夜の更新はこれをシリーズ化して、六回お話をしたいと思います。

現代教育を切る1【初めに人ありき】


少しでも、本来の教育にするために・・
「効率優先」ではなく「人を大事にする」教育にしたいと思います。



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Posted by くみちょう at 18:00│Comments(4)教育
この記事へのコメント
くみちょの寺子屋?
Posted by なごみ at 2009年01月31日 19:23
うろこの娘の担任の先生は、子供の意欲や可能性をとても大事にする先生です。
たとえば、「テストがありまーす!だから、がんばらないでくださいね!がんばって100点とって、先生を泣かせないでください」って言うらしいです(笑)
娘は、「先生を泣かせるんだよぉ~」って、言っておべんきょしたりして。

授業参観のときも、娘のクラスはとても盛り上がってましたね~♪

ちゃんと宿題を出してくださいとか、いろいろご心配される方もいるようですけど、先生と子供達の間で、ルールがちゃんとあるみたいで、うろこはいいなあっておもってます☆

「人を大事にする教育」賛成です*^^*
Posted by うろこカフェ at 2009年01月31日 22:41
>なごみさん
そう、といいたいところだけども、
残念ながらそうじゃないんですよね。
こんな寺子屋つくりたいなって想いがあったりしますが。
Posted by くみちょうくみちょう at 2009年02月02日 12:15
>うろこカフェさん
娘さんの担任の先生、すばらしい方みたいですね♪

いま、教育の世界は、先生方が「親御さん」と「上からの命令」と、
そして「やりたい教育」との間で大きく揺さぶられています。
地域としてできること、親としてできること、
それは、お互いがお互いの負担を軽くすること、だと想っています。
協力しあう姿勢をつくれたらいいんですよね。
子供たちとだけではなく、親御さんと地域のみなさんとの
信頼関係が築けるようにがんばれたらと思います。
ありがとうございます♪
Posted by くみちょうくみちょう at 2009年02月02日 12:18
 
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