2009年03月04日

「ない」からこそ「ある」

 たとえば、一人で歩いてて見ないでも四つ角がわかったり、
壁が迫ってくるのがわかったりって言うことが、代表的なことでしょう。
だから、歩いてて、手探りしないでも四つ角を曲がれるのはそのおかげです。

「目が見えない人でも夢は見るのか」
http://cpch.jp/archives/1761

「ない」からこそ「ある」



先日、浦和の駅のホームにて、階段を上る目が見えない人にお会いしました。
「えっ、見えているのかな?」と思ってしまうぐらいに
スムースに階段を上っていたのでびっくりしたものです。

その疑問を持っていたところ、「目が見えない人」が
ネット上で質問に答えていたのを発見したので、読んでみました。


人間の五感ってスゴいんだなって、改めて感じました。
だって、目が見えない分を他の感覚で補えるようになるってことですよ!!

五感、といえば

視覚:目で見る
聴覚:耳で聞く
嗅覚:鼻で香りを嗅ぐ
味覚:舌で味わう
触覚:触った感覚


この5つですが、目が見えなくなると、どうやって距離感をつかむのかなと思いましたが、
「触覚」が発達するんでしょうかね。
「直接触れていない部分にまで、触覚がある」ってことなのかもしれませんし、
流れる空気の動き、音の反射の感覚などから、壁の位置を知るのかもしれません。

しかし、我々健常者はそうした感覚はとうてい身に着けることはできないですしね。

「失う」、またははじめから「ない」からこそ、
持っているものを最大限に利用して、それを補うことができる。


「ない」からこそ「ある」

矛盾しているように見えて、実は持っていないことにこそ、本質があるのではないだろうか。

「モノがないからこそ、代わりになるモノを工夫して使うようになる」

この考え方が、いざ自分が何かを失ったときにも生きていく力になると、
ある高齢者が言っていたのを思い出しました。


さて、五体満足である自分は、何かを失うことを恐れているばかりで、
なんとかしようと思う気持ちを持っているのかどうなのか・・・

そんなことを考えた夜でした。

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Posted by くみちょう at 19:00│Comments(4)まじめ
この記事へのコメント
はじめまして      ぼらぼらです。     私は福祉大学に在席していたころ全盲の友人が3人いました。         みんな気さくで、時折びっくりするくらいもうスピードで駅に向かってかけていました。        本当は見えてるの?と茶化したぐらい。      何でもそうですが偏見って勝手に作り上げたものにすぎないのかもしれません。障害も個性だと、彼女や彼らと接してわかりました。みんなそれぞれの夢にむかって進んでいきましたよ!
Posted by ぼらぼら at 2009年03月04日 22:33
そうです・・・・・・

そうなんです・・・・・・

僕もその意味では非健常者です。
他人に言えない先天的な負い目を持っています・・・・・

恥ずかしながら、妻にも言えません。

これって何なんだろう。生まれついての・・・・・

たとえば「目が見えない」とか「声が聞こえない」とか。

還暦を迎えた人間がそうなんです。その現実にうろたえているんです。

可笑しいでしょ・・・・・

でもその現実から僕は逃避することで救われてきた。
だから物事を思いつめることができた・・・・・

ないからある、あるからない・・・・・・

そうでなければ絶対にわからないことがある。

だから僕は他人に慰めは絶対に言わない、言えない・・・・・・

その答えは自分でしかないのだから。
Posted by 昭和24歳昭和24歳 at 2009年03月05日 01:02
>ぼらぼらさん
はじめまして、コメントありがとうございます(^-^)

身近にいないと、いや、いても気がつくのは難しいのかなと思います。
そんな中、ぼらぼらさんは素敵なご友人をお持ちで、素敵な気付きを得ていること、本当にすばらしいなと思います。
簡単ではないからこそ、私もそういったことに気がつけるようになりたいと思います。

これからも素敵なお話聞かせてください。ありがとうございますm(__)m
Posted by くみちょう at 2009年03月06日 13:32
>昭和24歳さん
私は、小さい頃から原因不明の頭痛が続いています。
本当に痛いのに、医者でも原因がわからず、
霊的なものもまったく解決になりませんでした。

「嘘なんじゃないか」
そう言われ続けてきましたが、
おかげでさまざまな体験、学びができました。


泣き言を言う前に、自分のできることをもっともっとやらなきゃなって、そう感じています。

ハンディなんかじゃない、むしろこれは自分を成長させる糧なんだ、と。

昭和24歳さんの持つものがなんであるかはわかりませんが、そういった想いを持つ人生の先輩として、尊敬しております。

これからもたくさんのことを教えていただけたら幸いです。よろしくお願いいたします(^-^)
Posted by くみちょう at 2009年03月06日 13:39
 
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    コメント(4)