あまたある教育問題。いや、教育だけではない。
政治無関心の問題なども含めて、

「日本という国が豊かすぎるのが問題だ！！」

そういって、豊かであることを否定しようとする
人たちがいるように感じる。
極端な例で言えば、「明日の生活に困るくらいお金がなければ、
ひきこもっていることなんてできない」し、
「戦争している状態で、日々命を守ることが精一杯であれば、
自殺する人なんかいなくなる」

確かに、それはそうだろう。

だが、そんな旧時代に戻って問題を解決した気になっていたら、
それこそ一番問題だと、私は思う。

本来、「生きる意味」だとか、
「何によって助けられているのか」
「どうして自分は生きているのか」
「何のために」

そうしたことは、みんながみんな、考える必要があることなのではないだろうか？
考えずに生きていくことは、幸せではない。
それは、単に「生かされている」だけではないだろうか。

豊かだからこそ、目の前に生命の危機などがないからこそ、
「乗り越えるべき本来の壁に取り組める」のではないだろうか。





豊かになることを目指して生きてきたこれまでのご先祖様たちの苦悩、
それを無駄にしないためにも、
豊かでありながらも、豊かさにおぼれないで生きていく。
そんな生き方ができる社会をつくりあげることが、
いままさに現代社会につきつけられた壁なのではないだろうか。


「豊かだからこそ考える」

私は、そんなテーマをもって、生きていこうと思っています。
みなさんはどのように感じていますか？


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