2009年09月24日
「優しさ」と「優しい言葉」は違う
「言葉は厳しくとも誠実でありたい」
「報われない」と嘆く人に
「報われるだけの努力をしたか」
と問える大人でありたい。
それだけの努力を、自分自身もし続けていきたい

「4年前の自分のメモ書き」に書いてありました。
実家のかたづけ、そしていま住んでいるところの整理と、
ここ数日、仕事の合間にずっとかたづけを続けているのですが、
大学時代、卒業後すぐの頃からの資料やデータなどがすべて出てきまして、
「不要なものは処分する」ということで、
チェックしながらゴミ袋に詰め込んでいるのですが、
「ひらっ」
っと落ちてきたメモ書きがこれでした。
4年前・・・ずいぶんと偉そうなことを言っておりますね(笑)
いや、どっかから、もらってきた言葉なのかもしれません。
人を育てる、という観点で考えた場合、
「いまはうらまれても、後のその人の人生を豊かにする言葉」というのはあります。
私にとって見たら、
「人前でメモを見ないと話せないなんて人間は、私は認めない!!」
と全校生徒の前で私に言った中学時代の校長先生
※ 当時の私は、人前では緊張して頭が真っ白になるため、
壇上にて話す際にメモを用意して話した。
あの時の私の恨みと悔しさと言ったらなかった。
「こいつを見返さない限りはおれの人生はない!!」
そのくらいのくやしさから、人前で話せるようになった自分がいるわけで、
成長のきっかけをくれたこの先生には、いまでは感謝しております。
・・・なーんて言っても正直、いまでも思い出すとイライラします。
しかし、その校長先生は「恨まれてでも私を成長させよう」
と思っての言葉だったのかもしれません。
実際、成長した自分がいるわけなので、
「優しい言葉」をかけることだけが、「優しさ」とは限らないわけです。
・・・まあこれは私には当てはまったものですので、
すべての人に当てはまるわけではありませんけどね。
悔しさをばねに成長する人もいれば、
それがきっかけで沈んでいく人もいる。
同じ人でも、ばねにできるときもあれば、
ダメージを受けて動けなくなるときもある。
そんなもろもろを加味した上で、
「優しさ」と「優しい言葉」
「厳しさ」と「厳しい言葉」
そのことに意識して、言葉を使っていきたいと思います。
昔の自分からも、たくさんのことが学べますね。
Posted by くみちょう at 22:30│Comments(0)
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