2008年03月16日

子どものことを本当に大切にできるかどうか

子どものことを本当に大切にできるかどうか



子どものことを本当に大切にできるかどうか




昨日は、うちの学院が「子育てサロン」となっていました!!
子どもたちのはしゃぐ姿、
「こっちきてー!!遊んで~!!!」
袖を引っ張る子どもの姿と、その笑顔。


「そうですよね。子どもの笑顔でがんばれる自分がいます。」
「子どもと触れ合うと、自分も癒されますよね。」
「仕事が忙しいんだ。」
「たまに遊ぶからそう対応できるんだ。」
「わかってるけど、そうはできないのが現実だ」

ご家庭によって様々な反応が返ってくると思います。
確かに、現実を見たら仕事が忙しく、疲れて帰ってきたところを騒がれたら
「ちょっと待て、休ませてくれ」となるかもしれません。

けれど、ちょっと待ってください。

そもそも、なんで子どもがいるのでしょうか?

「子どもが欲しいから」
「できちゃったから仕方なく」
「次世代を育てなきゃ」
「特に理由はない」
「愛の結晶として、夫婦で育てたいから」

これも、それぞれのご家庭の事情というものがあるでしょう。
あまり積極的に子どもを育てたいという想いではないご家庭も、残念ながらあるかもしれません。

だけど、この根本の部分で感じたことを、想いを、もう一度心に浮かべてみてください。

生まれてきた瞬間の喜び、感動。

この瞬間は、本当にすばらしい瞬間だったと思います。

誰も自分の子どもを「どうでもいい」と育てることはないと思います。
ならば、疲れていても子どもと接することをどんどんと増やしてください。
こっちを向いてくれる親の姿を見て、子どもは絶対に笑顔で返してくれるものですから。

人が成長するために絶対に必要なこと、それは「安心できる拠点」

どんなにタイヘンなことがあったとしても、そこに戻ってくれば安全・安心だという場所。
それがあるからこそ、色んな場所に出かけたり、挑戦したりすることができる。

そこを抜きにして、「勉強しろ」「もっと人と関われ」などと言っても無理です。

安心できる場所がないのに旅に出る。
それこそ、旅から旅へと、自分の居場所を求めてうろうろとさまようことになります。
その結果として、安易に「安心できそう」というところへと転がり込み、
騙されていいように利用されてしまう結果を招いてしまう。

安易に身体を許すというのも、身体的つながりに、安心感を求めた結果でしょう。
よくわからない団体に所属してしまう、宗教にはまってしまうのも、精神的安心を求めた結果でしょう。
ひきこもってしまうのも、安心感が得られないから、外に出ることが怖くなるのです。

そうならないためにも、あまやかすことと安心できる拠点としての意味の違いを感じた上で、
安心できるように、子どもと接してみましょう。

では、どうしたら子どもが安心した拠点となることができるのでしょうか。
それは、具体的な接し方がどうこう、ではなく、「子どもと向かい合うという姿勢と気構え」にあります。

子どもは敏感です。自分と向き合ってくれる、自分のことに真剣になってくれる、
と感じた人に対しては必ず『笑顔』で迎えてくれます。

立派な子育てをしようだとか、そうした意識・知識は必要ないのです。
「子どもたちと精一杯向かい合うこと」そのことだけで充分なのです。

「めんどくさいな」とか「適当に相手しておこう」
そういった心をもった瞬間に、子どもから笑顔がなくなります。


「子どもの笑顔は最高のカウンセラー」
「子育ては、子どもを育てるとともに、親も育てる共育である」


子どもの笑顔に触れてください。
子どもと向かい合ってください。

「自分のことを大切にしてくれた」

その気持ちを子どもに抱かせることができたら、方法で悩む必要はなくなります。


「頭がよくて、人を大切にできて・・・・」
理想の大人像を、勝手に子どもに貼り付ける前に、そういった「大切にすべきこと」に目をむけ、
子どもから笑顔を向けられれば、次の日の子育てもがんばれます。

そういった子育てを行えるような日本にしたいなと、そう感じて日々の活動を続けています。


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Posted by くみちょう at 18:00│Comments(2)教育
この記事へのコメント
こんにちは、nhandsと申します。
子どもたちを想う気持ちに共感できました~なんだか情熱が伝わってきますね!自分は遊び専門のブログですが是非遊びに来てください!!
Posted by nhands at 2008年05月24日 22:11
>nhandsさん
ご訪問&コメントありがとうございます!!!
共感していただけましたようで・・・ありがたい限りです(^^)
遊び専門のブログですか?それや楽しみです!!!
「遊びが基本」だと思っていますので、
ぜひぜひお邪魔させていただきます。
これからよろしくお願いいたしますね♪
Posted by くみちょうくみちょう at 2008年05月26日 13:08
 
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    コメント(2)