2008年04月17日

今日は何の日?

徳川家康が亡くなったことを祈念して、家康21回忌法要(1636)が行われた日です。

その家康が祭られた場所というのが、有名なこちら。

いわずと知れた「日光東照宮」です。

今日は何の日?



日光東照宮
カテゴリ:神社

栃木県日光市山内2301
開門時間:11月~3月/8:00~16:00(受付15:30終了)、4月~10月/8:00~17:00(受付16:30終了)
お休み:年中無休
料金:大人1300円、小中学生450円
問い合わせ先:日光東照宮社務所 0288-54-0560
アクセス: JR日光線「日光駅」から東武バス「神橋」下車~徒歩8分、または日光宇都宮道路「日光IC」から車約10分

1617(元和3)年に、御祭神徳川家康公を祀る神社として、2代将軍秀忠公により創建。現在残る社殿のほとんどは、1634~1636(寛永11~13)年に3代将軍家光公による造替されたもの。1999(平成11)年には、ユネスコの世界遺産条約に基づき「世界遺産」に登録された。


これを単に紹介しただけで終わるようならば、
「ぷちおと」や「緑陵学院」の授業にはなりません。
ここからが授業としておもしろくなってくるポイントです。はい、注目。


初代の苦労をねぎらっての建立ということでしたら、
ここまでのものをつくる必要はなかったわけですよね。

なぜこんなものをつくり、そして盛大に法要を行ったのか。
その理由は、「自分の立場をより強固にするため」です。

家康は、まさに戦国時代を生き抜き、苦労した中で幕府を立てました。
当然、それに付き従う大名たちも、納得の上での征夷大将軍という立場になるわけです。
しかし、その子供たちとなるとどうでしょうか。

その正当性を、血脈にのみ求めるのは、説得力に欠けます。
そこで何をしたのか。そう、「家康を祭ること」です。

「私は、家康さまのおかげで今の立場にあります。
だから、そのことに最大限の敬意を払っております。みなさんもそうでしょう?」

そうした立ち位置に自分の身をおくことで、
諸大名たちも「家康のためということならば」と臣従する理由ができるわけです。


こうして、自身の将軍職としての正当性を確保することで、幕府を安泰に導いた家光。
本人が考えたのか、それともその取り巻き、天海が考えたのかは定かではありませんが、
こうした政治的意図の元に、あれだけの壮大な建物が建てられたわけです。


なんて考えると、またひとつ、歴史について深くとらえることができるのかなと思います。



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Posted by くみちょう at 18:00│Comments(0)雑学
 
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