2011年07月11日

相談するということは

「私、姑とケンカしてしまうんです。
どうしたらいいんでしょうか」


以前、無料相談会を開催した際に、
私のところに来た相談内容。

「だって、世の中の奥さんは誰しもうまくやっているじゃないですか!!
姑とケンカするなんて、ドラマの中でしかない!!
私だけがダメ人間なんだ!!!どうしたらいいんですか?」


「だいじょうぶ。誰だって姑とケンカすることはあります。」
そう話したところ、

「だって、まわりの誰も【姑とケンカして悩んでいる】なんて
私に言ってこないですよ
。やっぱり私だけなんだ!!!」


「いま、あなた自身も、自分が姑とケンカしていることなんて、
他の人には言いたくありませんよね。
それと同じです。他の人も、わざわざケンカしたことを話そうとは思わないだけです。
これまでに、同じような相談をされてきた方はいますよ。
あなただけじゃないんです。ケンカしてだいじょうぶです。
むしろ人間なんだからケンカするのが当たり前ですよ。
気にせずにいてください。」


なんて話をしたら
「ありがとうございます!!!スッキリしました!!!」
として、笑顔で帰っていかれました。

相談するということは




相談って、人から見たら
「なにそれ?そんなので悩んでいるの?」
と思えるようなことでも、本人は真剣で、どうにもならないのです。

むしろ、
「そんなこといまさら人に相談できない」
ということであればあるほど、
「相談したらバカにされる」
ということで、八方塞りになっていきます。


気楽に相談できさえすれば、
または気楽に発散できる場所や自分であればいいんですけどね。

なかなかに、相談っていざとなるとできないものなんですよね。

「その程度」と思われるのが嫌だ。

人に相談するということは、
最後はそこになるのじゃないかなと。

プライドをとるか、生きやすさをとるか。

相談を受ける側として話を聴く機会を多いですが、
そんな自分でも、いざ自分が相談するとなると・・・意外とむずかしいもの。

「その程度のことは自分で解決できるよね」


なんて言葉が頭の中をよぎったりします。
でも、人間っておもしろいことに、
自分のことを客観的にとらえることがなかなかできないもの。
他人のことはよくわかるのに、自分のことはよくわからなくなる。

だからこそ、お互い相談しあったりしながら、
解決できるといいんだよなと、そんなことを感じています。


思いつめないで、自分の弱い部分をさらけ出すことができるように。
むしろ、弱い部分なんてないということを感じられるように。
そうなっていきたいと思います。



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Posted by くみちょう at 20:00│Comments(0)まじめ
 
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