2011年10月16日
私が教員の世界をあきらめた理由
昨夜の「教員を目指していた」件にひきついで、
自分の心をゆさぶられたことについて、
まとめてみたいと思います。
1つには、教育学部に入って、
「あれっ」と思うことが多かったということ。
大学一年の英語の授業。
私は、英語が苦手で、特にリスニングとか絶望的にできません。
で、迎えた大学での初の英語の授業。
カセットテープを渡され、
[これを聞き取り、全文書き出し、それを訳してきなさい]
という授業でした。
だいじょぶかなぁ・・・
そう思いながらも、家で聴いてみました。
「・・・まったくわからない(ToT)」
うそじゃなく、その授業のために10時間以上、
一生懸命聴いて、辞書見ながら、
試行錯誤を繰り返した末、けっきょく半分もできませんでした。
で、迎えた次週。
「それじゃ、読んで訳して」
・・・できたところまでを素直に言いました。
すると出てきた言葉は、
「お前、ふざけているのか?
その程度しかできないわけないだろ?
どうせ、いまやったんだろ?」
「いえ、10時間以上やってきました」
「お前には常識がないのか?
そんな人間がいるわけないだろう?
この程度できて当たり前だ。」
「信じられないな。」
それが許せなくて、やるせなくて・・・
しかし、何も言い返せないでいました。
その後、その教授はこう続けました。
「私は、東京外語大出てるんだ。
お前ら程度のやつらとはわけが違う。
いま、ここの大学では、授業評価とかいって、
授業の内容や教授への評価とかをアンケートとったりしているが、
そんなもの、私とお前たちではする意味がない。
お前ら程度に評価されるような、そんな人間じゃないからな。
私は、そんなものは許さない。」
・・・この言葉を受けて、私は訴えようと思いましたが、
まわりから「とにかくおれたちのためにこらえてくれ。
お前がここで騒動を起こせば、おれたちも巻き添えだ。
気持ちはわかるが、頼む。我慢してくれ。」
そう言われて、その後二度とその授業は受けませんでした。
その後、いろいろと調べてみたら、
その教授が英語の主任で、
総責任者だというじゃないですか。
「こんな人間が総責任者!?
教育学部っていったい何を教えている場所なんだろう・・・」
「素晴らしい、尊敬できる人間が先生になる。
そう思っていたけども、
それを育てるべき場所が、本当にこれでいいのだろうか・・・」
そういった疑問を感じるようになりました。
もちろん、自分がそれまでに感じていた「教員」「教育」ってことを、
あまりにも美化していたのかもしれません。
しかし、自分の中で期待を裏切られた一つであったのは、事実です。
。。。が、それはそれ。
そのたった一人のことを指して、
おかしいというのは、やっぱりこころが狭いよな、と。
そう考えて、思い直して勉強を続けてきました。
これが、教育実習の事例と含めて、
私が教育の世界をあきらめたことにつながりますが、
それだけではありません。
ほかにも理由があるのですが、
またそれは後日にしたいと思います。
自分の心をゆさぶられたことについて、
まとめてみたいと思います。
1つには、教育学部に入って、
「あれっ」と思うことが多かったということ。
大学一年の英語の授業。
私は、英語が苦手で、特にリスニングとか絶望的にできません。
で、迎えた大学での初の英語の授業。
カセットテープを渡され、
[これを聞き取り、全文書き出し、それを訳してきなさい]
という授業でした。
だいじょぶかなぁ・・・
そう思いながらも、家で聴いてみました。
「・・・まったくわからない(ToT)」
うそじゃなく、その授業のために10時間以上、
一生懸命聴いて、辞書見ながら、
試行錯誤を繰り返した末、けっきょく半分もできませんでした。
で、迎えた次週。
「それじゃ、読んで訳して」
・・・できたところまでを素直に言いました。
すると出てきた言葉は、
「お前、ふざけているのか?
その程度しかできないわけないだろ?
どうせ、いまやったんだろ?」
「いえ、10時間以上やってきました」
「お前には常識がないのか?
そんな人間がいるわけないだろう?
この程度できて当たり前だ。」
「信じられないな。」
それが許せなくて、やるせなくて・・・
しかし、何も言い返せないでいました。
その後、その教授はこう続けました。
「私は、東京外語大出てるんだ。
お前ら程度のやつらとはわけが違う。
いま、ここの大学では、授業評価とかいって、
授業の内容や教授への評価とかをアンケートとったりしているが、
そんなもの、私とお前たちではする意味がない。
お前ら程度に評価されるような、そんな人間じゃないからな。
私は、そんなものは許さない。」
・・・この言葉を受けて、私は訴えようと思いましたが、
まわりから「とにかくおれたちのためにこらえてくれ。
お前がここで騒動を起こせば、おれたちも巻き添えだ。
気持ちはわかるが、頼む。我慢してくれ。」
そう言われて、その後二度とその授業は受けませんでした。
その後、いろいろと調べてみたら、
その教授が英語の主任で、
総責任者だというじゃないですか。
「こんな人間が総責任者!?
教育学部っていったい何を教えている場所なんだろう・・・」
「素晴らしい、尊敬できる人間が先生になる。
そう思っていたけども、
それを育てるべき場所が、本当にこれでいいのだろうか・・・」
そういった疑問を感じるようになりました。
もちろん、自分がそれまでに感じていた「教員」「教育」ってことを、
あまりにも美化していたのかもしれません。
しかし、自分の中で期待を裏切られた一つであったのは、事実です。
。。。が、それはそれ。
そのたった一人のことを指して、
おかしいというのは、やっぱりこころが狭いよな、と。
そう考えて、思い直して勉強を続けてきました。
これが、教育実習の事例と含めて、
私が教育の世界をあきらめたことにつながりますが、
それだけではありません。
ほかにも理由があるのですが、
またそれは後日にしたいと思います。
Posted by くみちょう at 20:00│Comments(2)
│まじめ
この記事へのコメント
それは本当にこたえるできごと
でしたね。
大変だったことと思います。
今日はまた、T 先生のところに
おじゃましてきます。
でしたね。
大変だったことと思います。
今日はまた、T 先生のところに
おじゃましてきます。
Posted by マグロ船 齊藤 正明 at 2011年10月17日 08:52
>マグロ船 齊藤正明さん
本当に、あの時はショックでしたね。
でも、それを受け入れるだけの許容量があれば
という話だったのかなとも思っています。
いろいろと、見直すためにも、
あえてバカみたいでも、
嫌なところをさらすようでも、
活動を続けていきたいと思っています。
いつもありがとうございます。
T先生にもよろしくお伝えください。
本当に、あの時はショックでしたね。
でも、それを受け入れるだけの許容量があれば
という話だったのかなとも思っています。
いろいろと、見直すためにも、
あえてバカみたいでも、
嫌なところをさらすようでも、
活動を続けていきたいと思っています。
いつもありがとうございます。
T先生にもよろしくお伝えください。
Posted by くみちょう at 2011年10月17日 15:04