2009年05月11日

窓の外から見える景色

ある病室に2人の末期ガンの患者が入院していた。
一人は窓側のベッド、もう一人はドア側のベッド。

2人とも寝たきりの状態だったが、
窓際のベッドの男は、ドア側のベッドの男に窓の外の様子を話してあげていた。

「今日は雲一つない青空だ。」
窓の外から見える景色



「桜の花がさいたよ。」
窓の外から見える景色



「ツバメが巣を作ったんだ。」
窓の外から見える景色



そんな会話のおかげで、死を間近に控えながらも2人は穏やかに過ごしていた。

ある晩、窓際のベッドの男の様態が急変した。自分でナースコールも出来ないようだ。
ドア側の男はナースコールに手を伸ばした。……が、直前になってボタンを押す手をとめた。

「もしあいつが死んだら、自分が窓からの景色を直接見れる……」

どうせお互い先のない命、少しでも安らかな時をすごしたいと思ったドア側のベッドの男は、
自分は眠っていたということにして、窓側のベッドの男を見殺しにした。

そして窓側のベッドの男は、その晩、そのまま死亡した。


翌日、ドア側のベッドの男はいよいよ窓側のベッドへ移ることになった。
男は、看護婦に抱きかかえられてカーテンのそばに横になる。

期待に胸がうちふるえた。
そこから見える外の景色、これこそ彼が求めているものだった。
そこから見えたもの、カーテンの向こうは、

ただの薄汚れたコンクリートの壁だった。
窓の外から見える景色




これ考えた奴天才だろ、と思ったコピペ

なんでしょう・・・言葉にできない想いが、
なんだか胸の中にあらわれた気がします。

みなさんは、どんなことを感じましたか?


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Posted by くみちょう at 12:00│Comments(0)まじめ
 
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