「やりたいことが見つからない」
「自分の夢が見つからない」
「得意なことなんてどこにもない」

昨晩「ウサギとカメ」
の話で、いただいたコメントを、もっと深堀していきたいと思います。

＜得意なことがみつからない＞

そもそも、「得意」って、なんなのでしょうか？
１．「人よりも自分が優れている能力・モノ」
２．「自分が自信を持っている能力・モノ」

これ、同じことを言っているように見えて、実は違うんです。

１．「人よりも優れている能力・モノ」
こう考えると、「得意なこと」ってほとんどないと思います。それはなぜか？

●「人と比べて、よくできるところなんて、私にはない」
●「世の中の平均ぐらいはできないと、役には立てない」
そう、考えてしまっていませんか。
人と比較してしまうと、「優れている点」なんて、ほとんどありません。
日本人って、良くも悪くも「自分を悪くいうことが多い」からです。
それは「謙虚」であり、礼儀作法の一つとしてはいいことではあります。
が、あくまで「礼儀」であり、人と向き合う際には大切ですが、
本気でそう思ってはいけないのです。

これは、他人と比べることで世の中を生きている状態です。


では、２．「自分が自信を持っている能力・モノ」はどうでしょうか？
「自信」がもてることがない？
いいえ、実はたっくさんあるんですよ！！

たとえば「子供を育てていること」
「えっ、当たり前でしょ？」
いえいえ、「子育ては本当にすばらしいことなんです！！」
赤ちゃんが泣いた時、だれがお世話をしてきましたか。
おもらしした時、誰がおむつを変えて、下の処理をしてきましたか。
それは「当たり前」ではなく、「すごいこと」なんです。

だって、それで「喜んでいる」子供の姿が、そこにありませんでしたか？
それで「安心できた」子供の姿が、そこにありませんでしたか？

実は、「人の笑顔、人の役に立つ」ということは、
別に「難しいことをやり遂げること」ではなく、
「当たり前」と思われていることをやっていくこと、にあるのです。

それって、「自信持っちゃいけない」んですか？
自信を持っていいんじゃないでしょうか？
いや、私ならば自信を持って「子育て」と言い切っていいと思います。

そう、「自信を持つこと」「長所」「得意分野」ってのは、
「人の役に立てて、笑顔が返ってくること」なんです！！
みなさんと会話をしていて「楽しいなぁ」と思えたら、それも「得意なこと」なんです。
それで気持ちが楽になること、こんなにすばらしいことって、変えがたいよろこびじゃないですか。
喜んだ側からしたら、「感謝しつくせない」ことではないでしょうか。





「得意なことがない」
「やりたいことが見つからない」
「自分はすべてがダメだ」

もしそう考えているようでしたら、
「自分に対して笑顔を向けてくれる人」に想いを馳せてください。
そして、「その人が笑顔になること」をしてください。
それは、やっていて「楽しく」ありませんか。「うれしく」ありませんか。

それが、あなたの「得意分野」なのです。

ビジネスにしても、お金儲けはストイックなことだと考えていませんか？
いや、自分がすることで「笑顔になる人がいる」のであれば、
それは「ビジネス」になりうるのです。仕事になりうるのです。

誰しもがそれができるならば、必要はない。
でも、やってもらってうれしいから、助かるから、
自分ではできないことをやってくれるから、
人は笑顔になり、対価を払いたいと思うのではないでしょうか。

自分がいることをよろこんでくれている人、絶対にいるはずです。
その人を喜ばせてください。
そのとき、自分もうれしいし、楽しいと思います。

「楽しいことが人生だ！！」

それは、「人に喜んでいただける原点」が
「楽しさ」「うれしさ」にあるってことでもあるのです。

赤ちゃんは、「笑顔」しかできないんです。
でも、それでどれだけお母さんは癒されたのか、思い出してみてください

人が喜ぶことって、「他人よりも優れていること」ではないってこと、
改めて、納得できると思います。
それは「得意分野」ってことだと思います。どうでしょうか。


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