「真実よりも噂を信じる人が多い」

これ、すごく的を射ているなと感じております。

なぜなのか。それは
「真実は退屈で時に残酷だけど、
噂は概ね人の願望に基づいているから」





「噂話というものは、誰かの願望である」

私は、誤解を招きたくないがために、
真実をそのまま話そうとする傾向にある。

そこには、「自分の都合いいことばかりを話す人間はずるい
自分はそういう人間にはなりたくない」
という、自分にとっての都合が含まれている。

だから、わざわざ話す必要がないようなことも、
真実であれば話してしまうことがある。

しかし、世の中には「真実」など知らない方がよかったということも多々ある。
今朝取り上げた名言「真実は劇薬　嘘は常備薬」ではないが、
「真実」をつきつけられることは「劇薬」に等しい。
状況次第では、むしろ「毒」へと変化することもありうる。

相手にとって都合のよいことを「噂」として話をすることで、
はっきりとした「嘘」をついたわけでもなく、
相手との関係をよくすることができるため、
まさしく「常備薬」として、「噂」という名の「嘘」は重宝する。


しかし、上記の通り、私は「嘘」をつくのが苦手である。
本音で向き合いたい。嘘はつきたくない。
自分はうそつきだなどと思われたくない。

そんな理由から、どうしても「劇薬」ばかりを投下する傾向にある。
それで、必要のないところで荒波を立てる部分も多々ある。


「うまい嘘のつき方」ではないですが、
そうした使い分けをしていくことも、時には必要だなと思うのですが・・・

みなさんは、真実と嘘の使い分け、意識してみたことはありますか。