2010年01月16日

あなたは説明できますか?

「やだー!!!!」(>o<)

「やだ!!じゃない!!いいからやりなさい!!」ヾ(。`Д´。)ノ彡☆

こんな会話、小さい子がいるお宅なら
毎度のように聞く会話ではないでしょうか。

そして、結局無理にでもやらせることになる。


さて、その時子供は本当はなんと言いたかったのでしょうか。

~以下、回想シーン~

あなたは説明できますか?



プール。

子供たちにとって、プールといえば楽しくて仕方がない。
誰しもがよろこんで入るもの。

・・・というイメージがあったりしますが、
保育園時代の私は大嫌いでした。

なぜか。

「人前で肌を見せるのが恥ずかしかった」から。

保育園くらいのうちに、「恥ずかしい」も何もないでしょ?
いま考えたらそんなふうに軽く考えられますが、
当時の私はすっごく悩んでいました。

家族ならまだしも、見知らぬ他人に肌を見せるなんて・・・

まあ、それもきちんと言葉として表現できていたならば、
大騒ぎにはならなかったかもしれません。

当時の私は、それを「恥ずかしい」という言葉で表現することを知らなかったのです。

どう表現していいのかわからないけども、とにかく嫌だった。

そこで私は、保育園のプールの時間、
「嫌だ!!!」と叫んで、とにかく逃げまくりました。
「ほら、みんなやってるんだから。何が嫌なの?」
そう言われ、つかまって、無理やり脱がされてプールに入ったことを思い出します。

いまでも思い出すとイライラしますが、
まあ笑い話として語ることができるようになりました。


しかし、考えてみるとそれはすごく大切なことだったのではないでしょうか。

保育園だから笑い話で済みますが。
現実には、「大人になっても表現できない」というのは
実はたくさんあるのではないでしょうか。

本人が言葉で表現できないのに、
「納得いく説明ができないなら、言うとおりにしなさい」というのは、理不尽な気がしませんか。

そしてそれは、大人ですらたくさんあるのではないでしょうか。

私は、そうしたことを考えたときに、
「できる限りたくさんの、自分を表現する方法を身につけよう」と思いました。
おかげさまで、たくさんの表現方法を身につけてきたと思います。

それでも、自分を表現しきれず、悔しい思いをすることは多いです。


さて、みなさんは自分を表現しきれていますか。
本当はどう考えているのか、伝えることはできていますか。

ましてや、他の人のことを理解できているでしょうか。
子供たちの本心を知ることができるでしょうか。


私は、過去の自分の思い出してみて、
それに照らし合わせて、果たして何を求めているのか、
本当は別の言いたいこと、伝えたいことがあったのではないか。

そんなことを考えながら行動するようにしています。

もちろん、いちいちそんなこと考えていたらキリはないです。
でも、少しでも、伝えたいことに対して、
本当は別に言いたいことがあるのかもしれないと、
そこに配慮することができるだけでも、違うのではないかと、
そんなことを考えています。


自分がたくさんの表現方法を身につけることで、
少しでも自分の想いを伝えることができるようになるという、
「話し手側のアプローチ」も必要ですが、

言いたいことは別にあるのかもしれない、ということに配慮する
「聞き手側のアプローチ」もまた、必要なんですよね。

そうしたことを、もっともっと考えてみたいと思います。



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Posted by くみちょう at 18:00│Comments(0)まじめ
 
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